究極のほたて塩焼き物語


青森県の特産品の一つに、むつ湾産ほたてがあります。
地元の名産品として、その加工品も数多く見られます。乾し貝柱、焼きほたての真空パック、ほたての佃煮などなど。しかし、ほたての美味しさをそのままパックした、特産加工品は数少ないのではないでしょうか。

津軽の方言に「あどはだり」という言葉があります。
「一度食べたら美味しくて、又食べてみたいと思い、リクエストすること」という意味で、今で言うリピーターのことでしょう。
そんな「あどはだり」商品、いわゆるヒット商品の開発は、私たち業界の夢でもあります。

当社の「究極のほたて塩焼」は、販売の直後から、「あどはだり」のお言葉を実に多く頂く、当社自慢の逸品です。

ほたて貝は、やわらかく味付けのしやすい、加工のしやすい海産物ですが、
加工、包装後、日持ちのために加熱殺菌を施すと、ほたて貝自身水分が多いため、ドリップが出て、商品的にうまく仕上がらない欠点があります。
ほたてのドリップを抑える独特の製法は、実に単純な発想から生まれましたが、企業秘密として、残念ながらここで詳しく触れることは出来ません。まずはドリップの出ない焼きほたての完成です。

あとは包装と殺菌の方法です。よく見かける食品の真空包装は、食品の日持ちに最適のように考えられがちですが、内部の食品の形状の劣化につながるとともに、加熱殺菌後は、包装袋がなみうつなどの欠点があります。
当社の新含気包装はそんな真空包装の欠点を補った包装形態です。
食品を窒素ガスと共に包装することで、形状の劣化を防止するとともに食品の酸化を防止します。含気包装食品の加熱殺菌は通常のレトルト装置に変わる新含気調理殺菌機が用いられています。100℃をはるかに超える高温で殺菌することにより、常温保存下で180日の賞味期限を得ることに成功しました。

何はともあれ、当社のイチオシ商品「ほたて塩焼」を是非ともご賞味あれ!!

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文章:社長 木戸 宏

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